一般社団法人ヤマトグループ総合研究所 懸賞論文募集

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2020年 結果発表!

第2回 懸賞論文募集の審査結果

ごあいさつ

 この懸賞論文募集は、2019年にヤマトグループの創業100周年事業の一環として、またヤマトグループ総合研究所の本格稼働の開始に合わせて企画されたもので、今回で第2回目を迎えました。

 おかげさまで、応募件数は第1回の48件を上回る72件と予想を大きく上回る応募を頂きました。新型コロナウィルスに見舞われた社会生活において物流に関心を持たれた方々が増えているのだろうと感じております。内容もそれぞれが力作で論文としての完成度が高いものがたくさんありました。従って審査会では委員長の國領先生はじめ審査員全員が真剣に各論文を読み込んだ上で活発な議論を重ねました。それらの中から選ばれた今回の受賞作品は、第2回の募集テーマである「2030年の物流-持続可能な社会に資する物流のニューノーマル-」にふさわしい素晴らしいものであると確信を持って申し上げます。受賞された皆さまに、心よりお祝い申し上げます。
 今後も物流に関心を持つ方々が少しでも増え、そして皆さまが考える未来の物流に対するユニークなアイデアを披露する場を引き続き提供していければと考えております。

一般社団法人ヤマトグループ総合研究所

理事長

木川 眞

2021年5月18日 受賞者と審査員の皆様にお集まり頂き、 オンライン表彰式を実施しました。

最優秀賞

賞金:30万円、賞品:記念品

Hiro’s Consulting

代表 坂東 浩之

ヤマトは未来のEC物流のCDNに

— ネット配信のコンテンツ・ディリバリー・ネットワーク(CDN)に学べ —

受賞者コメント
坂東 浩之さん

この度は第2回懸賞論文の最優秀賞をいただき、驚きと共に大変嬉しく思います。 物流には門外漢ですが、今回の受賞を通し、未来の物流の世界においては違う業界の情報が役立ち、異業種間の協業が新しいモノやサービスを生み出すことで進化していくのだろうと強く感じています。 今回の論文が、宅配事業のパイオニアである貴社の物流をさらに発展させる一助になれば光栄です。

審査員会より

CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)という情報システムの考え方とリアルな物流の類似性に着目し、 Eコマースの拡大という社会の要請に応えるべくそれを仕組みとして応用しようとした点や、EC配送における梱包の簡素化や標準化に目を向けている点などを評価し選出いたしました。

優秀賞

賞金:10万円、賞品:記念品

三菱HCキャピタル株式会社

小林 晋也

コンビニエンスストア型倉庫の誕生

-日本発の新型倉庫が今後の物流の在り方に及ぼす影響について-

受賞者コメント
小林 晋也さん

本懸賞に参加することで、モチベーションを持って将来の物流像を推考する貴重な機会を頂きました。 本論文は、物流倉庫の都心近接化が進むという至極単純な内容ですが、そこに伴う課題を検証することで、将来のコミュニティ運営の形式を示唆しております。

東京大学

三好 正太

Physical internetによる物流改革における鉄道貨物輸送の積極的利用の提案

受賞者コメント
三好 正太さん

貨物鉄道の愛好者として,過去から現在の物流において鉄道が担う役割が減少してきたことに疑問を持っていたところで,現在の日本の物流の抱える構造的歪みと危機的状況, その解決策の1つとして考えられているPhysical internetを知り,その貨物鉄道との親和性の高さに気付きを得て,本論文を執筆しました。本論文による鉄道の積極的利用の提案が, 物流危機の解消と貨物鉄道の更なる躍進につながれば幸いです。

東京理科大学(現在:富士通特機システム株式会社)

荒木 和将

LaaSによる新しい物流の提案

受賞者コメント
荒木 和将さん

2030年における物流のニューノーマルというテーマにおいて私の考えがこのような形で評価していただき大変嬉しく思います。 皆様の提案が組み合わさることで世界をリードする物流が生まれることを願ってます。

特別賞

賞金:5万円、賞品:記念品

ヤマト運輸株式会社 上越富岡センター

藤木 佑介

アンダーゲートウェイ構想による物流崩壊の回避とSDGsへの貢献

受賞者コメント
藤木 佑介さん

この度は、私の論文を選出して頂き本当にありがとうございます。この論文は、日本中の地下に物流専用の流通網を築こうという思いから書き上げたもです。 ここ5年で様々なサービスや情報インフラなど日進月歩の勢いで成長していますが、そのほとんどが大都市向けに考案されたものであり、地方との格差はより広がったと肌で感じています。 地域格差をどうにか解消できないか、そのような思いを論文に込めて書き上げました。

総評

審査員長

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

國領 二郎

収まりを見せない新型コロナウイルスの影響は、社会構造の変革をせざるを得ない状況に追い込んできています。このような環境下でのDXはあらゆる分野に求められ、物流も当然取り組まなければなりません。持続可能な社会を構築する上で、物流がどの様にあるべきか10年後2030年の物流をテーマにして物流を生産から流通、消費まで含めて論じられている作品が多くありました。選考の過程では、長期的な視点で社会システムを変革しようと考えられている作品を受賞作としました。

近年、深刻化している気候変動や災害、労働力不足、新型コロナウイルスなどの課題を抱える社会にとって、物流の果たす役割はますます重要になってくると思われます。論文執筆を機会にみなさんの提案や具体的な取り組みが社会に寄与していくことを期待しています。

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